Whoo bicyclesでは2010年より、BONT(ボント)の取り扱いを開始することになりました。
BONTといってもご存知ない方も多いでしょうか?
アイススケートやインラインスケートのシューズメーカーとしては有名なオーストラリアのメーカーなのですが、このメーカーの作るサイクリングシューズもまた素晴らしい!
入荷は来年3月頃の予定なのですが、一足先にサンプルが届きまして、試してみましたのでご報告を。
今回サンプルでいただいたのはBONTのロード用シューズ [A1] というもの。
この[A1] はBONTのロード用シューズのフラッグシップモデル。暑さ3.6ミリという極薄のフルカーボンソールを採用しています。
サイズはもちろん、僕にジャストフィットの42サイズ(笑)
このBONTシューズの特徴というと、上記した薄いソールの採用や、ソールとアッパーの一体成形による剛性の高さ、と多々あるのですが、最大のセールスポイントは何といっても「シューズの形を、履く人の足の形に合わせることができる」という点ではないでしょうか?
せっかくジャストサイズのサンプルをいただいたところですし、さっそく試してみましたのでご報告です。
↑まず元の形。このまま履いてサイズを確認します。
インナーソールを取り出し、オーブンに入れます。
そう、オーブンで焼いちゃうんです。
「あたため」ではありませんのでお間違いの無きよう。
しかし、うちのオーブンの設定温度は110度から(困)
仕方ないので110度に設定して、少し早めに取り出します。
そしてヒールや甲、サイド部分をグイグイ〜っと押さえつけます。
手伝ってくれる「助手」がいるとやりやすいかもしれませんね。
この時の足の角度にちょっとしたコツがあります。お求めいただいた方には、詳しく説明させていただきます。
↑で、冷ませば出来上がり。世界に一点「僕のためのシューズ」ですね。
写真では変化がわかりにくいでしょうか?しかし履いてみると大違い。足にしっかりフィットするようになりましたよ。
このオーブンを使ったフィッティングは、BONTのロード用シューズ、全てのモデルでできます。
そして一日に何度でもできるので安心ですね。
素晴らしいフィット感、最高のダイレクト感、これイイです!
快適性を出すために「ソフトな素材を使う」ものが多い中、BONTのシューズは「とことん足の形に合わせる」という、全く違った考え方を貫いているんですね。おかげで力の抜けてしまう感覚がなく、効率の良いペダリングができるんです。
でも、僕がこのBONTを扱いたい!と思った第一の理由、実はこの「剛性感」でも「ダイレクト感」でも「フィット感」でもないんです。それは
カッコいい!
ということ。
「かっこいいから履きたい」と思ったシューズの性能がこれだけスゴイんですから、これはお勧めするのにチカラも入りますよ。
春の入荷が待ち遠しいなぁ☆
カタログではあんまりピンとこなかったのですが、今日お店で実物を見た感想。
なんつうか、リーボックのエイリアンスタンパー的な、「80年代からみた2000年くらい」の未来靴でかなりツボです。
意外にもビルケンシュトック、ナイキのフットスケープにも通じるラスト(木型)のゆったり感あるもシャープさは全くそこなわれていません。サイドのスーパーカーみたいな通気口、幅広なベルクロ、えらい下付きのカリカリストラップ、片方だけ縫い付けられたシュータン等、「なんだかわからんけど凄そう。」なディテールもたまらん。
個人的には天然皮革より、合皮っぽいテカテカ感を好しとしたい。
たぶん予約するとおもいます。
投稿情報: mensoul | 2009/11/28 22:33