やあ日本のみんな、待たせたねぇ。
てな感じで、今年も来ましたね。
冬将軍さま。
この週末は京都でも雪の予報ですよ!
ロード乗りの皆さん、こんな時期はどんなライドをしてますか?
例年、冬場にはCXバイクやMTBで遊ぶことが多い僕。
冬はオフロードのシーズンだったりしますしね。
しかしこの冬は、これまで寒さがマシだったこともあり、ロードライドを楽しんでいます。
でもさすがに、雪や凍結は怖いんですよね。
そんな僕が今週の通勤でテストしていた商品をご紹介しようかと。
それはこのタイヤ。
Panaracer GRAVEL KING SK 700x26c
手前のタイヤは、これまで使用していたPanaracer Race D evo3 700x28c。
このタイヤ、よく働いてくれました。
約6ヶ月、5,000kmの走行でさすがに寿命となりましたが、その間のパンクは一回だけ。
ロード用のスリックタイヤで砂利道通勤やガレ道ライド、未舗装の林道へのペインなライドなどを5,000km続けて一回のパンクというのは、超すばらしい成績ですよね。
みなさんにはお勧めできないほどに空気圧を下げてトラクションをかけながら走る感触はとても気持ちよく、それでいて登りも問題なくこなせましたよ。
また次も同じタイヤにしよう!
と思っていた僕の前に現れたのが、26cのロードタイヤにノブのついたPanaのニュープロダクト、このGRAVEL KING SKの26c(32cは以前からありました)。
SKというのはSemi Knob(セミノブ)の略ですね。
うーむ、試してみたい。
28cタイヤを装着できるロードバイクというのは最近増えてきたとはいえ、まだ希少。
もっと細くても、タフで砂利道も平気なタイヤを探しているロード乗り諸君のためにも、僕が試さなければ!
という、言い訳っぽくも聞こえる使命感から、このたび購入に至ったというわけであります。
そう、テストのために!
テスト1日目
まずは5気圧で舗装路を走る。
うーん悪くない。
ノブによるゴロゴロ感も特に感じることもなく、至極快適。
ただ、路面の凸凹がしっかり伝わってくる感じ。
まあ、これまで28cタイヤで3気圧前後(!)で乗ってた僕ですから、そう感じるのも無理のない話かな?
で、My通勤路(ちょい遠回り編)にあるグラベルに突入。
ここはRace Dの28cでさんざん走り慣れた道。
タイヤの違いによる感触の違いがわかることでしょう。
ちなみに雨上がりで路面はウェットです。
まずはゆっくり走ってみる。
うーん、硬い。
すぐさま降りて、エアを4.5気圧に下げる。
うん、悪くない。
途中で一旦舗装路が現れる。
ここが約20%前後の激登り。
少し重い感じはあるけど、まあ問題なし。
スリックのRace Dの方が、上りは軽い感じですね。
その先にある軽い下りのグラベルで、今度はスピードをぐんと上げてみる。
食いつく食いつく。
Race Dの28cタイヤはエア圧の低さによる変形のみでグリップしていたのに対し、こちらはノブが引っかかる感じのグリップですね。
26cなのに安心感は抜群ですよー!
その先はキレイに舗装された、約20%の激下り。
雨上がりの濡れた路面、激下り、初めてのタイヤ。
それはそれは慎重に下りましたってば。
そこから普通の舗装路で滑石~将軍塚(五条側)と小さめの峠を2つ超えて通勤終了。
テスト2日目
また昨日と同じ道。
今回は、エア圧を4気圧まで下げてみる。
ぐんぐん!
はじめから砂利の上で速度を上げてみる。
おお、いいね!いいね!
エア圧を下げたことでずいぶんグリップが良くなりましたね。
劇上りパートはさすがに少し重いものの、問題ないっちゃー問題ない。
最後のグラベルパート、またぐんぐん速度を上げる。
調子にのって大きな石をジャンプ気味に超えた際、着地でリムを打つ感触。
リム打ちパンクするほどではないものの、ちょっとヒヤリ。
まあ、これはエア圧というよりは僕のスキルの問題ですね。
舗装路の激下りも全く問題なし。
今日は路面が乾いていたので、少し速度を上げました。
テスト3日目
3日連続で行ったのは、テストの使命感というよりは単に「楽しい」から。
通勤途上のテストですから、ちょっと回り道してるだけなんですよね。
今日は3気圧に挑戦。
Race Dの28cでは楽勝のこの気圧、どうかな。
ダメです。
ちょっと速度を上げると、リムがどんどんと路面を打つ。
インフレーターでエアを補充し、3.5気圧。
うん、きっもちいい~!
最高に気持ちいいポイント。
ただ、リム打ちのリスクはかなり高し。
何度かリムが路面を打ってましたもん。
でも、一番楽しい、美味しいエア圧は、僕の場合3.5ですね(今のところ)。
ただ通勤途中のため、荷物の重さなどもありますが。
結論
GRAVEL KING SKの26c、かなり使えます。
26cとは思えぬ、砂利道での走行安定性と舗装路の軽さのバランスはなかなか。
ただ、軽さ、乗り心地のソフトさはRace D の28cの勝ちかな。
でもそれは28cの太さによるエアヴォリュームというメリットが大きいしねー。
28cのタイヤも履けるバイクにお乗りの方は悩んでください。
28cが履けない方は、GRAVEL KING SKの26cで!
路面状況が悪い時の安心感もあるので、冬のライドには特におススメ!
少しの転がりの重さはトレーニングだと思え!