2017年のGW、whooは8日間のお休みをいただいて「研修」という名の北欧旅行へ行ってまいりました。
現地からFacebookやInstagramには投稿しておりましたが、全く放置状態だったこのblog。
今回の「研修」に関するいくつかの記事をぼちぼちと投稿していきたいと思います。
自転車野郎のブログですので、内容も自転車関連のものがほとんどになろうかと。
オススメの宿やグルメ情報などは、他を当たってもらった方がいいでしょう。
今回の大きなチャレンジの一つが飛行機での輪行。
そう、自分の自転車を運んで、現地でサイクリングを楽しもうとうことです。
現地で自転車に乗るだけなら、どの街にもレンタサイクルはあります。
ちょっと乗るだけならレンタサイクルでも十分かとは思うのですが、それも踏まえた上で
「自分のバイクを持っていきたいんや!」
という方、ご参考になればと思うので詳し目に書いてみたいと思います。
これらはあくまでも、今回の僕の2017年4月末から5月にかけての経験談であり、航空会社や行き先の違い、空港によって変わってくる点もあると思いますので、あらかじめご了承くださいね。
まず今回、ひととおり経験してみて重要だと思ったことをピックアップしてみましょう。
1, 自転車を入れる箱の選択
2, 自宅から空港までの運搬(帰路も)
3, 航空会社の対応
4, 現地空港からホテルまでの運搬(帰路も)
といったところでしょうか。
項目ごとに殴り書き!
1, 自転車を入れる箱の選択
この計画を立てた当初、飛行機輪行用のハードケースを購入するつもりでいました。
いくつかのメーカーの商品を検討していましたが、大きな問題にたどり着きます。
「次にいつ使うのか?その時までどこに置いておく?」
そう、どれもこれも保管に場所を取るのです。
年に数回とか、せめて年イチで使うのならともかく、今の僕がこのハードケースを購入しても、便利な以上に邪魔になってしまうのでは?
ということで、シンプルにダンボールを使うことに決定。
自転車屋という職業上、完成車を入れる箱はナンボでも手に入るし、幸い自転車をバラしたり組み直したりのスキルはあるので、こっちの方が手軽だな、という判断です。
ダンボールなら使用後に捨てられますしね。
ただ、行って帰っての往復に耐えられる強度があるのか、航空会社さんが丁寧に扱ってくれるのか?結果は御覧じろということで。
こういうことはデカデカと書くに越したことはないでしょう。
ただ、寝かされることもあるやろうな、という想定でそれなりの入れ方をしてます。
現地で着るサイクルウェアやヘルメット、シューズなどを細かく分けて袋に入れ、緩衝材がわりに突っ込んでおきました。
それと、ダンボール箱に巻いてあるこの赤いバンドが、とても役に立ちました。
ACORのマルチキャスターという便利商品です。
バンドで留められるキャスター(コロ)です。
空港内などで移動する際にとても便利でしたよ!
お値段は5,500円(税別)で、whooでご購入いただけます!!
また、結構重要なのが補修用のテープ。
今回は帰路の梱包用にテープを持って行きましたが、往路でボロボロになった箱を補修するのに結構たくさん使ってしまい、最終的にはギリギリ足りた感じで、もうちょっと余裕を持ってたくさん持参すればよかったな、と反省。
2, 自宅から空港までの運搬
この項目も、いろいろな方法が考えられますね。
電車で運ぶのか、運送会社に依頼するのか。。。
今回、ぼくは車で運ぶ方法を選択。
やっぱり、車がラクですね。
関空のオフィシャルパーキングに一週間停めさせてもらった駐車料金は12,000円ちょいでしたよ。
3, 航空会社の対応
今回の旅で使用したのは FINNAIR(フィンランド航空)の、大阪~ヘルシンキの直行便。
サイズが大きいので、もちろん別料金。
2017年5月現在ですが、僕の自転車の場合は片道75ユーロで運んでもらえました。
大きな荷物なので予約はしていましたが、運搬料金の支払いは空港でカードでできて楽チン。
上記のマルチキャスターは、預ける時に外しておきましょう。
あとは無事に届くことを祈りながら搭乗となります。
また、到着地で受け取る際に大きさの関係で、一般のスーツケースなどとは別に出てきます。
今回の僕の場合「なかなか出てこないなー」と思い係員の人に聞いてみたら全く別のレーンの近くに放置されていました(笑)
4, 現地空港からホテルまでの運搬
この点、案外忘れられがちなのではないでしょうか?
ホテルが空港からすぐならいいのですが、大抵はそこから交通機関で移動しますよね?
そこをどう運びましょう?
ヘルシンキの場合、電車内にはそこまで大きな箱を置けるスペースはありません。
それは出発前にフィンランド人のお客さんに教えてもらって知っていました。(今回の旅で、その彼には他にもいろいろとお世話になりました)
それで今回は、ヘルシンキ中央駅まで30分ほどで着く空港バスを利用することに。
調べたところ、バスは20分おきに出発していて、ラゲッジスペースも大きめ。
もしラゲッジスペースがいっぱいで自転車が積めなくても、20分後の便を待てば大丈夫です。
ちなみにこのバスのラゲッジスペース、高さが低いので箱を横にする必要がありました。
運転手さんに任せず、自分でそぉーっと寝かしておきました。
そして運転手さんに一言
「Don't put other baggage on this box.(上に物を置かないで!)」
と強めにお願いしておきましょう。
ちなみにぼくは、3回くらい言いましたw
と、なんとか無事にヘルシンキ市街の滞在先ホテルに到着。
到着時はみぞれ混じりの冷たい雨。
ああ、北欧。
念のためにバッグに忍ばせてきたゴミ袋が、バスターミナルからホテルまでの移動時に雨よけとして役立ちましたね。
ダンボール、もちろん雨には強くできていません。
さて、ホテルについて、というよりはヘルシンキ空港で荷物と再会した時から気づいていたのですが、箱が結構傷んでいます。
中の自転車、痛くなかったかなー。
しかしホテルで開封し、組み直してチェックしてみると、傷もなく問題なし!
ウェア類でのクッションが功を奏したのかな?
なお、最後に関空に戻ってくると、こんな赤いテープで梱包しなおされています。
ぼくが貼ったテープが頼りないから直してくれたのかな?なんて思っていましたが。。。
「セキュリティーチェックしました。」
ってことですよね?
そういえば、元の僕の貼ったテープは切られていたような。
開けて、中を見たのか?
未洗濯のウェアとか、いろいろ出てきてびっくりしたやろなw
それにしても、ヘルシンキまで往復してきたダンボールくん。くたくただー。
といった感じで結果的には大成功だった今回の海外飛行機輪行。
ただ先にも言いましたように、手間としても予算的にも、現地でレンタサイクルを借りる方がずっと合理的だと思います。
ちょっと乗るだけならね。
ただ、今回の僕のようにある程度しっかりと走りたいというのであれば、自分のバイクを持っていけるのは本当に素晴らしいと思います。
ちなみに今回の僕の現地でのライドは、100km超えライドが2回と、50kmほどのライド1回。
それとヘルシンキ市内のポタリングが数回で、合計300kmちょいの走行距離。
自分のお気に入りのバイクで走れて本当によかったな☆
最後に今回一番大切だと思ったこと、それは一緒に行く人(今回は家族)のご理解、ご協力にほかならないな、と痛感いたしました。
そりゃ、ぼくの自転車のために行程が変わったり、予算が跳ね上がったりするわけですからね。
感謝の気持ちを忘れず、次回も甘えてみましょうかね☆