☆---今日の筆者紹介---☆
ジョージ
淡いピンクのケルビムがトレードマークのジョージ氏。
グループライドでの定位置は最後尾。
苦しそうなライダーには声をかけ、遅れているライダーには伴走しながら励ます。
みんなを見守るジェントルマン。
しかし僕は知っている。
2週間もサドルに跨がれない日が続くと機嫌が悪くなる、
レーパン依存症を患っていることを。
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「もう2度と出ない!」
走り終える度に口にするこのフレーズ。
で、結局翌年またエントリーしてたりするんで、
「出ない」なんてウソやん!
って思われるワケですが、
少なくとも、そう言ってる瞬間は
心の底から「出たくない!」って
思ってるワケで、今年にいたっては
「来年はもう絶対出たくない!」って
思いながらずぅ〜っと走ってたワケです。
それはなぜか?
理由は簡単。
吉野SLは全然楽しくないから!
シンドイし、アツイし、アブナイし、
ナガイし、アセくさいし、
エイドのグルメもゆっくり味わえないし、
ほんっと、ツライだけ!
走っててほんまに毎回思います。
何でエントリーしたんやろ?って。
ちょっと想像してみてください。
朝の6時から夕方5時近くまでの約11時間、
ず~っと、ハァハァしっぱなしなんです。
いっぺん家の中で朝から夕方まで
汗かきながらハァハァし続けてみてください。
きっとカミさんに、
「あんた、キショイねん!」って
言われますよ。
場所を間違えれば、警察に通報されるレベルです。
しかも楽しくないのは本番当日だけではない!
5月にエントリーしてから本番までの2ヶ月間。
常に「吉野」を意識して過ごさなければ
ならないのです。これが一番イヤなところ。
「吉野」のために大好きな菓子パンや
スナック菓子をガマンする。
「吉野」のために週末毎に
義務的に山岳ロングに行く。
「吉野」のためにライドを優先して
家庭の用事を後回しにする。
ほんま、何なん吉野・・・。
でもこれだけガマンし続けると
吉野が終わった時の気分の高揚は
ハンパないワケで、
特にゴールした時の達成感と安堵感、
そして解放感は何モノにも代えがたいモノが
あるのです。
これでもう、わざわざ登りに行く必要もないし、
義務的にロングに行く必要もない、と。
それと同時に、
その日あった出来事を思い返していると、
あれだけ辛かった吉野の思い出が
徐々に楽しかったような錯覚に陥るのです。
スタッフの方々や沿道での地元の方々からの
温かい応援。
汗だくになって這うように進んだ
厳しい登り。
のぼせ上った頭を一気に冷やしてくれた
エイドでのかぶり水。
ヘトヘトの体を蘇らせてくれた
柿の葉寿司や塩バナナなどの多くのエイドグルメ。
そしてそんなツラかった出来事を肴に飲む
打ち上げでのビールの旨さ。
ん!?
マズい。
実にマズいぞ、この展開。
イカン、イカン!
とりあえず無事終えた今、
これからは気の向いたときに
大好きなみんなと
のんびりライドに出掛け、
おしゃべりしながら山を登り
きれいな景色で立ち止まっては写真を撮り、
おいしいグルメを堪能し、
帰宅後ビールで喉を潤し、
大好きなお菓子でお腹を満たす。
そんな夢のようなライドを
しばらくは楽しみたいと思います。
少なくとも来年5月までは・・・。
ん、5月までは?
アカン!
また魔が差してしまうかも…
もう!
何なん吉野!
だれか何とかしてぇ~!
コメント
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