[by ジョージ] 2019,9,23
☆---今日の筆者紹介---☆
ジョージ
いつもにこやかなムードメーカー的存在のジョージ氏。
メンバーの信頼も厚い、チームの人気者。
そんなジョージ氏も実はいろいろと患っているんです。
そう、いろいろと。
そんなジョージさんのエピックなチャレンジの日記です。
読めばわかると思います。
病気です。
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ブルベなチームメンバーの影響もあり
去年からブルベの世界を覗き始めたジョージです。
9/15~16 自信初となる600kmブルベ
(BRM915神戸600km 大山とお堂をめぐる)に
参加しましたのでその記録をちょっと。
4月に参加した300kmブルベが
最長距離の自分にとって
600kmはまさに未知の世界。
それに向けての練習として、
8月に200km以上のライドに
単独やチームメンバーと
出掛けること数回。
その練習ライドで分かったことは
・平地は27~28kmの速度が心地よい
・そのペースなら50kmは休憩なしでイケる
・途中で腹が減っても水を飲めばごまかせる
・登りはしんどくなれば途中で休んだ方が結果は楽
今回のルートは
神戸をスタートして
鳥取の境港で折り返し
大山、蒜山高原を越え
岡山経由で神戸へ戻る
609.8km 4711mUPのコース。
(主催発表)
完走できる自信は全くないので
とりあえず宿泊の米子までは
頑張って、その後イヤになれば
リタイア輪行でもいいかと
気楽に構えていざ本番。
参加のチームメンバーはpapaさんとオザさん。
早朝4時、ブリーフィング、
検車が終わり順次出発。
神戸市内を抜けた後、
登りや信号で引っかかったりで
単独走になるも再び2人と合流できて
3人揃ってPC1のコンビニに到着。(64.8km)
その後は徐々に上りが始まり
みんなから遅れ単独走に。、
結局みんなの顔を次に見るのは翌日となる。
のんびりと戸倉峠(新戸倉トンネル)を越え
(131.5km 標高728m)
通過チェックの不動院岩屋堂へ。
そこからは下り基調の快走路で
鳥取市内のPC2のローソンに到着。
(172.3km)
ここでおにぎり、フルーツゼリー等で昼食。
ケータイ覗くと
papaさんの焼肉ランチのpostを発見。
さすが、超余裕w
登りは相変わらず遅いが
ここまではいたって順調。
そして次のチェックとなる
三佛寺投入堂までの40kmは
非常に辛かった区間。
真夏のような暑さの中、
登り基調の平坦路からの最後に三朝町への登り。
その後下ってチェックを済まし、
投入堂を遠目に見学。(211.9km)
ここから84km先の次のチェック、
境港の水木しげるロードまではほぼ平坦。
三朝温泉を抜け海沿いから国道9号経由で
米子方面へ。
すでに日が落ちナイトライド。
このあたりからひどい睡魔に襲われる。
走っていると徐々にまぶたが重くなり
気が付くと車道側に寄ること数回。
これはヤバいとコンビニで休憩し
目を覚ます。
その後走り出すも睡魔は変わらず、
首筋に水をかけながら走行。
晩御飯をどうしようかと思うも
早くホテルで寝ることを優先し、
水で空腹を満たしながら境港を目指す。
米子から境港への道は信号だらけで
全然進まない。
途中、信号待ちしてると後ろに
バイクが止まる気配。
「信号が多いですね」との背後の
声に振り返ると
オザさんの友人で前回の300kmで
ご一緒させていただいたヒロさんと
そのお連れの方の姿。
すでに200km以上一人ぼっちだったので
知った人と話しできるのがうれしく、
いろいろ話をしながら水木しげるロードに
20時到着。(296km)
宿泊せずにそのまま大山へ向かう
お二人とはここでお別れし、
自分は待望の米子駅前のホテルへ向かう。
コンビニで買い出ししてホテルに到着したのが
21時過ぎごろ。(320km)
ホテルの駐輪場?ですでに到着済みの
papaさんのバイクを発見。
シャワーで汗を流し、
部屋で食事をしながらショーツ、
キャップ等を洗濯。
明日、疲れて起きられなかったら
リタイヤしよう。
そんなことを思いながら22時過ぎに就寝。
夜中1:15
アラームで目が覚める。
オシリは痛いが脚は回りそうなので
頑張って大山へ向かうことに。
食欲が全くないのでとりあえず
フルーツゼリーとコーヒーだけを口にする。
昨日着用のジャージとインナーは
汗を吸って重くなっており、
もともと着古したボロだったので
荷物を軽くするため
ホテルに捨てていくことに。
papaさんのバイクはまだあるけど
きっと途中で抜かれるだろうと
思いながら2時前にホテルを出発。
米子市内は路面は濡れているも
雨は降っていない。
しかし途中から激しい雨になり、
「この調子だと大山は雨か・・・」と思いながら
土砂降りの中大山を目指す。
でも大山に近づくにつれ雨が弱まり、
登りが始まる頃には全く降らず、
地面も乾いている。
雲間から月ものぞき
遠くに山の稜線がうっすら見えて
なんだか楽しくなってきた。
でもやはり登りは厳しい。
papaさん、オザさんはどうしてるかな・・・
なんてことを思いながら
いつも通りマイペースでのんびりと。
途中、数人の方と抜いたり抜かれたり。
その度に「お疲れ様で~す」「お気をつけて~」
と声を掛け合う。
登りの途中、路肩で倒れているバイクと人を発見。
「エッ?大丈夫?」とびっくりするも
この人はきっと仮眠中と気づき、
「これがブルベか・・・」
「自分はこんな世界に来てしまったんか・・・」と
実感する。
そうして漸くの通過チェックの鍵掛峠。
(346.7km 標高910m)
この辺りから霧雨となり、
しばらくして本降りに。
体が冷え始める。
一旦下り、登り返して蒜山へ。
(357km 標高932m)
この頃にようやく辺りが明るくなる。
大きな登りを終え、
ほっとして「道の駅ひるぜん」
でコーヒーブレイク。
しばし休憩後そろそろ出発しようかなと
思ってる所へ「ジョージさん!」の声。
見るとオザさんが到着。
こんな所で会えるなんて・・・
めっちゃうれしくなってここからは
2人で行くことに。
聞くと、オザさんは鳥取に入ってから
熱中症で体調不良に見舞われていたとのこと。
DNFされずに走ってるのが信じられない...
途中コンビニで休憩中に
papaさんが前を通過。
気づかれずに爆走されていきました。
この頃から雨も上がり
日差しも出てきて天気も回復。
その後、二人で順調に
通過チェックの名泉砂湯(392.6km)、
津山のファミマ(440.7km)、
旧片鉄 苦木駅(475.2km)を過ぎ
最終PCとなるPC3赤穂の711になんとか
時間内の13時半すぎに到着。(514.4km)
papaさんとも津山と赤穂の
コンビニで顔を合わせる事が
出来ひと安心。
残り91.4km。
あとは交通量が多くなる国道走行なので
気を付けて走行するだけ。
明かりが灯る明石海峡大橋を越えた
須磨の辺りからペースが上がらず
オザさんから遅れてしまう。
単独となり信号だらけの神戸市内を抜けて
19時31分、なんとか制限時間30分前に
ゴールの南京町に到着。
初の600kmブルベは無事終了となりました。
幸い事故もなく完走でき
達成感はハンパないのですが、
同時にオシリの痛みもハンパないのです。
200kmを超えると痛くなってきて
後半は少しの地面からの振動でも
サドルに座っているのが非常にツライ。
そんなワケで
ロングライドでも快適に走れるサドル、
もしくは快適なオシリ、
どっかにありませんかね?
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