[by mensoul]
今年もあとわずかですね。
自分はこうみてもいい大人で社会人なので、12月は何かといそがしい。
例えば、
「デコトラの鷹/会津・喜多方・人情街道」
を観たり。
「デコトラの鷹/恋の花咲く清水港」
を観たり。
「デコトラの鷹/愛と涙の男鹿半島」
を観たりと、とにかくいそがしい。
なので、今月は今のところ2回しか走りにいっていません。
仕方ないので、文化系ロードバイクチームにふさわしい?お話をひとつ。
自転車と映画。といえば、最近公開された「シャカリキ!」とかアニメの「茄子なんとか」になるのでしょうが、個人的な理由でおそらくこの2本は一生観ることがないでしょうし、よそさまのロードバイクブログでは死ぬほどネタにされていると思うので、書きません。
ヌーヴェルバーグの陰気くささとオルタナ魂にあこがれて設立された、びんぼう映画会社「アートシアターギルド(通称ATG)」が1979年に配給した映画です。
陸上競技でそれなりの成績を残した主人公が、大学進学を挫折して競輪選手になる。と聞けばスポ魂的なイメージをお持ちになるでしょうが、つぶれかけた親父の鉄工所を無理矢理つがされそうになってみたり、アルバイト先の造船所でそそのかされて暴走族になってみたり、「やりたい」一心であばずれホステスに金を貸してみた り(当然やらせてももらえず)、「ロックハウス」でナンパした女の子を妊娠(その後堕胎)させてみたりと、競輪と一体どんな関係があるのか、な伏線が満載のくだらなくもすばらしい内容。
とはいえ「えびボクサー」的なおもしろB級センスがある訳ではなく、70年代気分満載のひたすら辛気くさく内省的な映画で、まあ観なくてもいいのですが、唯一見所をあげるとすれば、若き日の中野浩一が出てることでしょうか。
ATGって、大島渚や市川崑、寺山修司や井筒和幸も撮ってて、アート系の映画会社としては凄いところなんですがね。
あと、ひきこもりのじいさんが観ているアレにアレが!の「アメリ」とか、"Six Degrees of Kevin Bacon"の法則でおなじみ、ケビン・ベーコンがアレに乗りながらアレをする「クイックシルバー」とかありますが、年末年始、おヒマな方は各自調査ということで。
くだらない話で申し訳ない。
ですが、一見くだらないもの、ゴミのようなものに真理があると信じて41年間生きてきたので、いまさら後戻りはできません。
来年もこんな感じでよろしくお願いします。
とりあえず、年明け3日にお会いしましょう。
さて、「デコトラの鷹/火の国熊本親子特急便」を観なければ。ああいそがしい。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。