[by 居留守☆王子]
男なら一度は、言ってみたい台詞がある。
バーボン片手に「さよならだけが人生だ」←寺山 修司
囁くように「大切な自分の死を 資本家連中に預けるな」←澁澤 龍彦
熱湯風呂を前に「押すな!」←押してね。
そんな中でNYの私立探偵ヒィリップ・マーロウが放った一言
「タフでなければ生きていけない。」 カ、カッコイイ・・・。
よーし、明日はWhoo bicyclesで手に入れた新兵器もあることだし
ここは、タフに行っちゃうよ? 居留守☆王子です。
そして今日、
&
を携え京見峠へ。しかし、このビンディングは楽ですねぇー。
何を今更・・・と、思うかもしれませんが。
今まで、トゥクリップだったんですが、まず回転がメッチャ楽になりました。
今まで何だったんだ!って、思うほど楽に回転が上がります。
そして、このSIDI!靴の横幅が広めなんですが、これが良い!
前は、よく足先が痺れたりしていたんですが、まったく問題なし!
靴の中で、つま先が丸まったりしてたのも、なくなりました。ストレスフリーです!
そして何より、デザインが イ ・ カ ・ ス !
このLOOKのペダル、トゥクリップから換えると寂しい感じになるかと思ったんですが、X JAPANのYOSHIKIばりに美しい僕の足元に相応しい美しい仕上がりです。
こんな良い物を手に入れたんです、今日は走るぞ!っと思ったんですが、コースの選択を間違えました。霧雨の降る中、京見峠を全力で登ります。
登りは良かったんです。体も温まり、頂上に着く頃には「初夏だよ、初夏!」とか言ってられたんですが、くだるぞ!って時に目に飛び込んできたのが
雪。そして、道路が全面、濡れている。
前回、京見峠でコケている私、十字をきって「ママー」とは逆のフルブレーキ&徒歩で降りていきます。
完全に冷え切った体に強い風&霧雨。Wの穴から鼻水を垂らしている事もわからず人に挨拶しつつ「タフ」になるため持越峠へ。
ここでマーロウの台詞の続きを思い出します。
「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格が無い」
自分に超優しい私は、持越峠に背を向け、周山街道を静かに南下し家に帰ります。
帰路の途中、思いました。
「YOSHIKIは言い過ぎだな。」
御免なさい。