[by mensoul]
「闇の夜や巣をまどはして無く鵆」松尾芭蕉
「お疲れさんっス〜。」と鈴鹿サーキットの駐車場を出て約一
時間後、自分とpapaさんは伊賀上野にいました。
伊賀上野といえば甲賀とならぶ忍者の里、そして松尾芭蕉の出
生地、戦災を被らなかったために、名所旧跡の多く残る南近畿
の観光スポットです。
本来ならここで、「蓑虫庵」とか「伊賀くみひもセンター」を
見学し、伊賀上野の素晴らしさを伝えるのが筋というもんです
が何しろ今は夜の8時、街道沿いにありがちな店より看板のほ
うがでかいラーメン屋、異様なまでに駐車場の広い(そしてエ
ロ本の充実度が高い)コンビ二等はあるものの、風光明媚な観
光スポットはもはや暗闇の中。
我々(papaとmensoul、共に昭和42年生まれ)は道に迷って
しまったのです。
このまま行くと奈良県に入ってしまうので、新名神の信楽ICを
目指して「国道422号線」というのを北上します。
400番台の国道といえば思い出すのが「国道477号線」、花脊峠
。「まさかね。」と思ったらやっぱり峠道。しかも民家ゼロ。
当然街灯なしで道幅せまい。くらい。さみしい。こわい。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「けっこう登り続きますね。」
「いい斜度ですね。」
「道もまあまあきれいだし。」
「京都からはちょっと遠いなあ。」
そうです。我々はこの後におよんでまだ自転車の事を考えてい
るのです。
自転車に取り憑かれた因果者2人の会話には、松尾芭蕉の俳句
のような花鳥風月の精神は皆無。自転車レースでへとへとにな
った中年男2人組の顛末としては充分ボンクラなのですが、papa
さんはあくまでダンディ(車も自転車もかっこいいし)。おか
げでそこはかとなくロードムービー的な情緒も味わえました。
という訳で、あの日の我々2人にはRolling
StonesじゃなくてMuddy Waters
のヴァージョンを捧げます。
I feel like going home
イガ☆グリオに会いましたか?
投稿情報: たきやん | 2009/09/07 22:55
そんな方面に行ってはったとは・・・。
でも、あんまりヒトの事は笑ってられません・・・。
ウチらもナビが付いていながら、高速に乗る道を間違えてUターンしてしまいましたから・・・。
同じ年代として共感いたします。
投稿情報: | 2009/09/08 12:52
↑ ジョージでした
投稿情報: | 2009/09/08 12:54
>たきやん
イガ☆グリオ(ゆるキャラ)に夜の峠道で出くわしたら完全に失禁しますね。ベンツのシートを汚します。
>ジョージさん papaさんへ
あのへんの道は分かりにくすぎる!「介護保険料を払っている」基準でチームつくりましょうか!
投稿情報: mensoul | 2009/09/08 21:46
夜の峠道は怖かったです・・・
iPhoneがなければ天どうなっていたことやら。
「介護保険料払っているぞ」チーム
いいですねぇ(笑)
介護受ける前日まで走り続けましょう!
投稿情報: papa | 2009/09/09 17:05