[by mensoul] 2009/11/13
ご存知の通り、森繁久彌さんが亡くなられました。っても、このブログを読んでおられる世代のほとんどは「ああそうね。」とはなくそをほじくりながら相づちをうつ程度だと思われます。
なにしろ享年96歳、最も有名な「社長シリーズ」や「駅前シリーズ」が作られたのは50〜70年代なので、MJ級のリアクションを期待するのは無理というものです。
しかし「森繁と自転車」、少なからず関係がある。
前述の「社長シリーズ」3作目「はりきり社長(1956)」での森繁は「太陽自転車」という会社の社長をやっています。つまり自転車業界が舞台。
とは言うものの、社長シリーズは森繁がいいように女にあしらわれる場面と、森繁と小林桂樹(秘書役)のまぬけな絡み、三木のり平の宴会芸(本作ではやってない)があれば作品として成立し、社長の生業がどうたらとかあんまり関係ないので、無理矢理見所をあげるとすれば、
社長室前に展示してある自転車の宣伝文句が素晴らしいこと(「実用車の倍の 能力を発揮する」→タンデム車)。
「ミスサイクル審査会」で水着美女が安定感悪く自転車に乗り、その後セクハラ測定を受けるシーン。
が挙げられると思います。
出てくる自転車は鉄製の重々しいものばかり、パーツにいちいち精肉売り場のごとくグラム表記がしてあるロードバイクとはえらい違いですが、VIVOのkilo men(ええ値段しまっせ)を本気で(買い物用に)欲しいと考えているわたくしにはグッとくるものがあります。
さあ、観たくて観たくてたまらなくなったでしょう。
でもざんねんながら、DVDとかにはなっていません。
追悼番組とかで、、、まあ、無いだろうな、、、。
今日の曲はThe Fugs。エキセントリック。
「社長シリーズ」に自転車の会社があったなんて!
DVD化されたのは観ているんですけど、これは未見どころか存在も知りませんでした。
そのとぼけたスチール見ただけでも、観たくてたまりません!
チーム員でもないんですが…
投稿情報: mariggy | 2009/11/15 16:05
こんな内容にコメントありがとうございます。
森繁、クレージー、若大将、この時代の東宝娯楽映画は何も考えずに観れるので最高です。
投稿情報: mensoul | 2009/11/15 18:14