ヒルクライム伊吹の前日。
用意したのは決戦用バイクではなくDNSの言い訳。
自分はクライマー向きじゃない
伊吹に対するモチベーションがない
目標はロードレース
思うような練習ができてない
減量してない
天気悪そう
などなど。。。
出ないつもりが90%。
でも残り10%の自分が心の中でまだ迷っている。
「明日のレース、走る気がないのだけれど、どう思う?」
「じゃあ、やめればいいじゃん!」
この一言で天邪鬼な僕の闘争心が甦る。
なんたる優柔不断さだ!
いろんな言い訳を用意したけど、本当は苦手な登りのレースで自分に勝つ自信がないだけだった。
また負けるのが嫌なだけ。
ふらっと立ち寄った店で居合わせたチームメイトに
「明日一緒に出よう!」
と言われ、これで気持ちが決まった。
帰って今度はバイクを決戦仕様に用意した。
当日は雨。
コンディションは最悪。
でも言い訳はつくらない。
走るなら全力で行く。
今まで走ったレースはほとんど雨だった。
かえって気合が入る。
周りを走る選手は気にしない。
景色はガスで見えない
サイコンも見ない。
ただ自分の足の感覚だけを頼りに走る。
成績はどうあれ今の力は全て出し切ることができた。
やっぱり出てよかった。
レースには走るための言い訳がたくさんあった。
出る気にさせてくれた仲間たちに感謝。
☆写真はイメージです。当日のものではありません。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。