[by みなみ] 2016,5,12
☆---今日の筆者紹介---☆
みなみ
走って泳いでライドする、超アクティブな新人女子メンバー。
特にランは得意なようで、whooの脚自慢な男子メンバーを次々とぶっちぎり!
彼女がすごいのか、それとも男子どもがアカンのか。。。
入部したてにも関わらず、このGWはwhooのライドに参加しまくり、シメのビワイチではリーダーを務めるほど。
でも僕の知る限り、彼女がもっとも輝くのはライド後の酒の席。
涼しい顔で、飲む、飲む、呑む!!
酒量でもおっさんメンバーを次々とぶっちぎり!の末恐ろしいアスリート。
☆-----------------☆-----------------☆
美味しい鯖を食べに行こうという、なんとも素敵な企画。
みんなと一緒に行ってみたい! ロングライドしたい! という欲求赴くままに参加を決意。
前日のジョージさんからの注意喚起と ガミさんの熊がいるらしいという情報に、 すっかりビビりながらも天気は晴れるとのこと。
良かった、心配要素ひとつ無くなった。
朝6時前に家を出て、今回のリーダーてっちさんと 待ち合わせ場所へ向かいます。
果たして無事に帰ってこれるのか。
この時まさかの14時間半後に帰ってくるなんて、 全く思いもしなかったのです。
続々とメンバーが、増えてきてどんどん賑やかに。
ペースも配慮してくれて、これなら何とかついていける。
みんなで、走るのって楽しいな。
小浜で美味しいご飯も待ってるし、苦手な登りも頑張ります。
あまりロングライド経験無いけれど、 なんとか心も折れずに帰ってこれそう。
そんな平和な前半の記憶。
ご飯を食べて、さぁ後半、折り返し。
噂に聞く、五波峠がどんなものなのか。 果たして私は越えられるのか。
まぁ心配しても仕方ないので、 着くまで忘れようと帰りの道を楽しみます。
追い風でペースもアップ!
ハノン君の後ろで頑張るも、どんどん加速され離される・・・
まだ峠が残っているから、今、無理しちゃダメだと 気持ちを落ち着け、ついていくのを諦めます。
みんな順調に加速して、どんどん見えなくなりました。
ジョージさんが、残って私のペースでひいてくれます。
ここから、しばらくジョージさんの後ろで快適走行。
心地よい風を受けながら、景色を楽しむ余裕あり。
しかし突然路面が濡れてる区域に入ったと思ったら、 あっと思う間に、土砂降りに。
どうしよう、なんで雨? 滑ったら?パンクしたら?焦る私。 悲惨な状態になったらどうしよう。
すぐに通り抜けるよねという希望も虚しく、全くやむ気配無し。
とにかく行くしかないと雨の中の走行継続。
雨の中走るの初めてだよ~(;_:)
雨で目が開かない。
前にいるはずのジョージさんが見えない。
いつの間にか、五波峠を登り始めます。
急斜面が一体いつまで続くのか。
登れど、登れど、終わる気がしない。 寒い、苦しい、怖い、寒い、苦しい、苦しい、苦しい・・・
このまま家に帰れるのだろうか。
私はぐちゃぐちゃな状況で、息も絶え絶え喋れません。
ありえないぐらいの亀速度で登る私に合わせて、 ジョージさんが常に隣で声をかけてくれました。
頂上に着いた時、立ち止まる余裕もなかったけれど あの頂上の風景は、今も思い出せます。
そして登りきった達成感は一瞬で、下り坂の恐怖へ。
下りは本当に怖かった。
滑ってこけそうで、ブレーキを握る手には力が入ります。
そして、とにかく極寒。
濡れた体が、どんどん冷えます。
現実逃避に入ったのか、記憶がいまいち不明瞭です。
気がつけば、雨もあがって京都側に出ていました。
ここで、ジョージさんのブログにあるように 素敵なカフェで気持ちもお腹もエネルギーチャージ。
「太陽」と「火」って生きていくのに本当に必要だ。
暖かいってなんて幸せなんだと思いました。
少しずつ生きる気力も取り戻し、冗談にも笑えるようになりました。
でもここはまだ美山。
もう暗くなるのは確実だと、遠くの方で聞こたような?
実際には、すぐ隣で聞いたカモシレナイ。
それぞれのペースと帰る方向で、別れることに。
また私の速度と体力に合わせて リーダーてっちさんがひいてくれて京都まで。
暗くなってからは、本当にアドベンチャー!
微弱なライトを装着した私のバイクでは、 もはや一人では進むことができません。
ただ一心にてっちさんの後ろについて、ペダルをこぎます。
なので最後の帰り道で、緑のシマシマの後ろ姿が目に焼き付きました。
目をつむっても、前にいます。
安定した慣れた誘導で、本当は恐怖ですくむ帰り道も 私はだいぶ安心して走行できました。
密かに、真っ暗闇の頭上に広がる星空があまりに綺麗で感動していたり。
しかしさすがに、寒さで体力も奪われ、時間も時間。
途切れないように意識を保ちながらようやく市内へ。
最後にコンビニで小休憩し、 まだ家までもう少しあるなと気分が沈んだ瞬間。
そっと差し出されたホットコーヒーの缶。
「今いらなかったら、ジャージのポケットに入れて持って帰って飲もう」
なんと?!! 自分の心配り力の低下を同時に反省。
市内の道は、明るいけれど危険がたくさん。
注意力散漫な状態に、凍えて体力を消耗した体。
ジャージに入れたホットコーヒーの缶が、 なんと素敵な働きをしてくれたことでしょう。
伝わる熱で、背中から最後の気力が。
家に帰るまで安全に無事に帰ることができました。
ところどころ雨で流れた記憶もあるけれど。
メンバーみんなにアシストしてもらい、無事に帰ってこれた鯖ライド。
みんな最高にかっこいい!!
そして、こんな素敵なメンバーのような自転車乗りになりたいなと思ったライドです。
またみんなと走りたい!
一晩寝て、すっかり元気に。
次のGW企画第二弾アワイチに心躍り始めるのと同時に 汚れた悲惨な自転車が目に入るのでした。。。
今後もこの鯖ライド話で、美味しいお酒が飲めそうです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。