[by papa] 2012.10.29
楕円のチェーンリングって御存知ですか?
巷では有名で、使っている方のほとんどが効果ありと書いている。
ツール・ド・フランスで優勝したウィギンスも使っている(正確には楕円ではないが)。
こういう怪しげなパーツを大好きな私が興味をもたないはずがない!。
チームでも何人か使っていて良さげなのでRotorのQ-ringsについて調査。
一つ目の問題点。
カンパのノーマルクランク(53-39)に付くQ-ringsは53-40しかない。
最大56-42Tのチョー漢ギアである。
こんなん踏めるんかいなという不安もあったけど、後ろを12-27Tにすればまあなんとかなるさとお気楽に注文。
2つ目の問題は、そのままではチェーンリングは装着できないらしいということ。
フィキシングボルトを別途買わないといけないようだ。
カンパで導入を考えている方、ご注意を。
しかしこれぐらいではパーツフェチの心は折れない。
たくやさんに丸投げで装着、調整、ついでにGoreケーブルへの交換をお願いした。
注文してから5日で完成!それが9月初旬のこと。
なぜこんなに日記が遅くなったかというと、Q-ringsの説明書に「だまって500km乗ってから語れ」(意訳)と書いてあるから。
ようやく1000km以上走ったので個人的な感想を書く。
最初の100kmぐらい。鈍感なのかまったく違和感はない。
ギクシャクした感じになるのかと思ったが普通に回せる。
ただ、今までと同じギアで回すと、あっという間に脚が無くなる。
初日は神明峠前半で脚がなくなった。
ただし重いギアを踏んでいるからなのか以前より早く走れる感じがする。
走った後に疲れるのはお尻の筋肉、臀筋群。股関節を伸ばすときに力がかかっているようだ。
あとふくらはぎにもやや違和感あり。足関節に力がはいってるのか?
500kmぐらいまでは、臀筋の疲労感は続く。
気づくのは今までより軽いギアで回すと楽になること。
今までは88回転ぐらいが普通だったのが、100回転以上での巡航が楽になる。
軽いギアを回したほうが楽なのは当たり前だけど、それが自然に回るようになってきた。
ダンシングもスムーズになった。下死点でスッと抜ける感じがするので、激坂でも今までより長時間ダンシングが続けられる。
グランフォンド吉野の足ノ郷峠をノーマルクランクで登り切れたのは楕円リングのおかげだと思っている。
500kmを超えるとほぼ違和感がなくなる。
臀筋だけが張るという感じもない。
確実に平地の巡航速度が上がった。
以前より高速で走れる時間が長くなる。
坂では軽いギアをクルクル回せるようになるので、登りもちょっと早くなった。
ただ27Tを使い切るような激坂は今までとかわらず遅い(汗)。
1日100km以上走っても翌日の疲労感が以前より少なく感じられるのは気のせいか?
GF吉野を200km走った翌日でもwhoo bike hikeで140km走れたのだから気のせいでは無さそうである。
一番問題と思われるのが、フロント変速であろう。
しかし全くの杞憂であった。
元の変速より良くなったぐらいである(笑)。
カンパの変速がどんだけ悪いねんということかもしれないが、普通に変速する。
アウターへのチェーン落ちが2、3回あったぐらい。
アウターではロー側3枚ぐらいはトリム操作が必要。
使おうと思えば、アウター・ローも使える(使わないけど)。
あとチェーンの長さにも注意が必要かも。
楕円リングに替えても元のチェーンで乗ってたけど、回転に抵抗感を感じるので2コマ長くしてみたら軽く回るようになった。
チェーンが新品になったせいもあるかもしれんが。
チェーンにより負担がかかっていると思うので、良いチェーンを使ったほうが良さそうだ。
ということでCULTベアリングに比べると、はるかに費用対効果が大きいパーツ交換であった。
もうちょっとギアの大きさを選べると良いのになぁということだけが不満点(カンパユーザー限定)。
以上は個人の感想であり、効果を保証するものではない。
( -`д-´)キリッ