[by ヒロ] 2010.4.11
僕のヒルクライム歴についてはロードバイクとの出会いだとか、
最初に登った峠がどんな感じだったかとかそんな下らないことを
デビッドカッパーフィールド式にあれこれ語ってもいいんだけど
一言でいうならば足攣りとの戦いだ。
過去参加したヒルクライムレース及び鈴鹿エンデューロで洩れなく
僕の足は攣っている。
昨年の伊吹山などは特にひどく、ゴール後にはシューズが履けなくて
頂上をずっと靴下でうろうろしていたほどだ。
だから大会のチラシや広告の片隅で爽やかな笑顔を振りまいている僕の
足元は実は靴下である、写ってないからいいけど。
だから今回第3回伊吹山パナソニックヒルクライムに挑むにあたって、
僕が最重点課題として取り組んだのが足攣り対策であったのも至極当然で
あると言えよう。
作戦その1、肝臓を強化しよう
足が攣りやすいのは内臓に問題があるという情報を入手した僕はこの1年
ウコンの錠剤を飲み続けた。
結果、少しお酒に強くなり晩酌の量が増えた。足は相変わらず攣る
作戦その2、ふくらはぎを鍛えよう
これはそのまんまふくらはぎを鍛えてみようというもので、「ドンキーカーフレイズ」
を時折行っていた。思い出した時にやる程度だったのであまり効果はなかった。
作戦その3、なんだかよく分からない怪しい薬に頼ってみよう。
トライアスリートが使用するらしい攣りそうな時に舌の裏にスプレーすればあら不思議
ピタリと痙攣が止まるという秘薬をネットで購入してみた。
これは10キロ地点以降かなり多用したが少しは効果があったような気がしないでもない
少なくとも口にスプレーを噴射しながら走る僕の姿が周囲にプレッシャーを与えていたであろうことは
想像に難くない。
作戦その4、なんだかよく分からない怪しい薬に頼ってみようその2。
特に足攣りに効果があるという「芍薬甘草湯」なる漢方薬を飲んでみた
これは本来足が攣ったあとの痛みを早く治めるための薬らしいので
走る前に飲むことに意味があるかは分からないが、この文章を書いている現在
足攣りの後遺症は例年よりも軽微なので意図したのと違うところで効果はあったと思う。
作戦その5、コンプレッションタイツ
この日のために2XUのコンプレッションカーフガードを購入してしかも当日の朝まで
着用せずに保管していたからもう着圧マックスである。
こいつは過去の経験上信頼しているし欠かせない。しかしレーパンと組み合わせて履くと
くの一のコスプレみたいになってしまうのが玉に瑕だ。
作戦その5、バナナを食べよう
バナナいっぱい食べたよ
・・・とまぁ下手な鉄砲数打ちゃ当たるとばかりに作戦を用意し挑んだ
今回の大会は・・・
10キロ地点で足が攣り始め、左ふくらはぎが痙攣。
続いて両足首が完全に攣ってしまい全く曲げられないラスト1キロ地点では膝から下が
棒のようで感覚が殆ど無かった。普通ならここで諦めてしまうところだろう。
だが足攣りマスターは思った、「棒なら踏める、義足だと思えば全然行ける!去年より全然ましだ!」
もちろんラストスパートとまではいかないが周囲のペースを見てもそれほど悪くない速度を維持して
走り切ることが出来た。正直出し切ったと思う。
結果に満足出来なかったとしたら、それは今日じゃなくて今日以外の364日の頑張りが足りなかったからだ
さぁ頑張ろう、来年に向けた足攣り対策も既にいくつか考えてある。
勿論その中に地道に自転車に乗って鍛えるという作戦は入っていない。