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春のレースを振り返って-その2:はりちゅうロード

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[by papa] 2011.5.2

 

再びpapaです。

春のレース報告第2弾は、3月6日(日)に行われたスプリングエンデュロードinはりちゅうです。前回の六甲山ヒルクライムと日付が前後していますが、記憶の順番が間違ってただけです・・・ボケじいかよ(汗)

それはさておき、今年はヒルクライムよりロードバイクをがんばろう!という目標を立てていたので3月の最初からロードレースに参加です。

会場に着くまでに道を2,3回間違えるという失態を・・・王子お父さん、すみませんでした。

 

参加者は王子がスポーツII、私がビギナーI。

一周3kmのアップダウンが結構ある周回路をビギナーIは4周、スポーツIIは6周回。

 

ローラーでアップして、体調も気合も十分。スタート位置は前方のいい場所をゲット。緊張も全然していなくって、これはいけるかもという期待がいっぱい!?

で、スタートの号砲!!

最初はローリングスタートなのでゆっくり登る。集団にもだいぶ慣れたので、下がることなくするすると前へ出て数番手で下りへ突入。エェ感じやー!とフロントギアをアウターに上げて踏もうとしたらスカっと空回り。レバーを何回動かしても空回り。

あれっ?と思って足元を見てみると・・・チェーンがアウター外に落ちてるやん(涙)。集団最後尾に下がってチェーンを直して、集団を追いかけるも全然追いつかず。ここで実際のレースは終了。

残りを個人TT状態で走って10人ちょいは抜いたけど、1分遅れスタートのビギナーIIのトップにも最後には抜かれてしまう。

 

 

リザルトは完走52人中39位という結果でした。トップとは3分差。レースが全然できんかったなぁ。脚の状態としては良い感じだったので残念でした。

けっこう悔しかったので、勢いで長良川クリテリウムに参加申し込みしました。なので第3弾に続きます(笑)

 

応援に来てくれたイッチー、ぷり、メグちゃん、のぶなり&あぽちゃん、どうもありがとうございました。不甲斐ない結果ですみません。次はがんばります。

(写真提供はイッチー)

 

 

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春のレースを振り返って ー その1:六甲山ヒルクライム

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[by papa] 2011.5.1

お久しぶりです。

The☆whooレース部統括副部長のpapaです。嘘です。ヒラ部員です。

この春に参加したレースイベントの模様を報告します。

 

 

その第1弾、3月27日に開催された第1回六甲山ヒルクライム。全国のイベントが自粛される中、チャリティイベントとして予定通り開催された。

コースは4.1km、平均斜度7.1%、最大斜度9.0%という”ほぼ京見峠”を1本あるいは2本登るヒルクライムレース。

事前練習でもう何本も走りこんで・・・と思ってたのだが、天候とか仕事とかで結局1週間前に1本登っただけ、ワハハ。

 

当日はいい天気だけど、強烈な冷え込みで、スタート前の気温は2℃、ゴール付近は0℃。テレビ局社長とか安田団長の挨拶とか、開会式でマジで凍えてしまった。

スタートは適当に10人集めて時間差でスタート。なのでグラムくん、sinちゃん、ガミくん、私のチーム4人が同時スタート。このへんは某伊吹山と違って、ピリピリしてなくっていいねぇ。仲間同士でスタートできるっていうのはそれだけで緊張しなくてすむ。

スタート後はヒルクライムなので自分のペースで淡々と登るだけで、周りを見てる余裕は全然ないんだが。

事前の目標は、ヒルクライム計算のサイトをみて17分に設定。

 

一本目は寒いのと様子見るのとでぼちぼちと。路面はきれいで、ほぼ一定の登り。京見峠よりはるかに登りやすかった。タイムは17分26秒。

 

一旦下って、2本目へ。ちょっと気温が上がって6℃。気分的にはすごく暖かい。チームジャージの下に着ていた長袖ジャージを脱いで、気合入れる。

 

二本目は一本目よりはちょっとがんばる。ゴール前で気持ちだけもがく。タイムは17分8秒。おぉ、タイム短縮!

 

ゴール後、頂上でホットコーヒーとハンバーガーを食べる。いやー、温まったしうまかったぁ。

 

で、最終成績は・・・

40歳代でシングル、ダブルともに上位3分の1以内という予想外の好成績。

去年はどんなにがんばっても上位2分の1ぐらいだったので、ちょっとは登れるようになったかなぁ。

安田団長とのツーショットを撮ってもらえたのが個人的には一番うれしい(笑)。

 

 

京都からはアクセスが楽で、駐車場もスタート地点からはすぐ近く。スタッフの配置とか対応とかも頑張ってるなあという感じ。コースは荒れているところがなく、一本では短いながらダブルで登るとしたら距離はまあまあ。第1回としてはなかなか良いイベントだったと思う。参加人数が少なかったというのもあるけど。

 

来年は17分を切れるようにがんばりますかねぇ。

 

(写真はグラムくん提供)

 

 

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泥遊び

Aaa

[by イッチー]  2011/1/21

 

今年の冬は寒いですね。

京都は珍しく雪がよく積もってロクに自転車乗れない日が続いてます。

じゃあ冬の間何してるかって?

実はこの前の日曜日、関西シクロクロスに初参加してきました。

ロードバイクにブロックタイヤ履いてオフロードを走るレース。

俗に言う“ドロ遊び”というやつです。

 

 

いやーこれはヤバい。

楽しすぎる。

レース出るのも見るのも。

なんせ大の大人が気温0度で小雪が舞いしかも河川敷で冬の強風吹き荒れる中、泥だらけになって遊んでます。

松林のデコボコ道走って自転車担いでハードル(シケインという)飛んだり階段登ったり降りたりまるで障害物競走。

コースは凍ってたり泥だったりで、転けてもなぜかみんな笑顔。

小学生も走ってますがどっちが大人なんだかてな感じ。

そんなほのぼのした雰囲気でもレースはみんな真剣。

観客の方もカウベル鳴らしたり声援おくったりむっちゃ楽しそう。

いやもう最高です。

 

で、肝心の初シクロレースはどうだったかというと、

想像以上にしんどかった。

なにせロードレースの様に休みどころがない。

30分間ずっとペダル回しっぱなし。

初心者の僕は松林のテクニカル区間でずっこけては体力消耗し、直線区間では遅れを取り戻す為に必死で踏んで消耗し、シケインの担ぎで追い打ちをかけてヘトヘトという悪循環。

直線でギアをアウターにいれろと言われてアウターいれてもまったく踏めず。

もう、途中でいっそのことパンクしないかなぁとか思いながら鼻水、涎ダラダラでなんとか完走しました。

 

まぁ、苦しくても楽しいのが自転車レース。

またすぐに走りたくなる。

これから週末は雪降るのが楽しみです。

 

 

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初レース !

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[by ミカ姐]   2010/10/3

 

スタート10分前。柄にもなく私は緊張していた。テンパっていた。完全に舞い上がっていた。

今やお約束となったご当地ゆるキャラ(戦国武将風と遣唐使?風の2体)着ぐるみの登場でさえ、私の緊張を解きほぐす事は出来なかった・・・。

10月3日、信貴・生駒ヒルクライムレース。

決してHC向きのスキニーな体型ではない。しかし何故か登りが好きだ。HCのレースに出る事はかねてより一つの夢であった。ロード暦1年8ヶ月、44歳、満を持してのレースデビューである。

詳細コースが発表されるまで、正直少々ナメていた。「平均勾配3.4%? ユルっっ。。楽勝??」

がしかし、チームメイトのシンヤくんのリサーチでその全貌が明らかになる。

約14kmのうち、2/3を占める信貴生駒スカイラインは緩やかなアップダウンの繰り返しで大した事は無い。が、スタート直後から信貴スカに至る数kmが曲者。京都の峠で例えるなら花背クラス(同じくチームメイトのPira嬢談)の激坂区間だったのである。

でもそこは坂大好き女の私。大して心配は抱いていなかった。

前日、30分程の練習で軽く汗を流し、パートナーの愛車チネノリくん(どうせ股がるなら男子の名前がいい)のお手入れをする。チェーンを掃除しオイルを注し、フレームをワックスで丁寧に磨いた。

持ち物も準備万端、体調も良い。心静かに21時過ぎに就寝。パーフェクト!

当日早朝4時半車で出発。5時に五条通でメンバーのノスくん、Pira嬢とその友人N氏、papaさんと集合。3台で現地へ向かい、ほぼ予定通り6時半に平群(へぐり)町に到着。ジョージさん、シンヤくん、haseさんと合流。

美しい朝だ。とても気分がいい。心配していた雨もレース終了まで持ちそうだ。

受付を済ませ、Piraと2人、男子選手達の足ウォッチングで盛り上がる。そう、まだ余裕こいていたのだ、この時も。

開始まで30分を切り、スタート地点まで移動。各自クラス毎の出走組順に整列する。私は勿論女子のみのカテゴリー。女子は人数が少ないので、年齢別の振り分けは無い。明らかに不利である。

ここで初めてライバル達の顔ぶれを見る。みな速そうだ・・・

急に心拍数が上がり、不安と焦りが押し寄せてきた。開始5分前、ギアをインナーに落としてない事に気付く。走り出してからでも充分間に合うのだが、既に私は平静さを欠いていた。その場でチェンジしようとして焦り、チェーンを落とす。バカ~。。。Piraに「落ち着いて!」と助けられ、チェーンを戻す。完全に泡食ったまま、スタートの火ぶたは切って落とされた。

すぐに急斜面の応酬が始まる。確かに予想以上の勾配ではあるが、自分にとっては決して無理なレベルではなかった。これなら時々朝練している北区の原谷の方がキツい。なのに・・・

何分登った頃だったろうか、今は何が原因だったのかすら覚えていない。バランスを崩し、あろう事か転倒したのだ !  下りならともかく、好きな登りで落車とは・・・カッコ悪~!! 

急坂の登りで、まだまだ不慣れなクリートが上手くはまる訳がない。片足はめて踏み込もうとするもまたコケる。頭の中は真っ白、よもや「DNF」の3文字が浮かんだその時、背後から「大丈夫ですか?!」の声。

振り返ると、おぉっ☆ 佐藤 健似のイケメンやん !

おそらく地元チームの選手で、レースのサポートスタッフであろう。とにかく彼から後光が注して見えた。

「支えてますから落ち着いて! 両足共はめて下さい!」

なんと! ホットな今どき男子のアシストでTTスタートである。ラッキー♪ こんな機会はめったにあるもんではない。私はカンチェラーラの如く、力強く踏み出したのであった。(カンちゃん、ごめん)

左膝からは大袈裟に流血しているが、痛みは殆ど無い。チネノリくんにも幸いダメージはなさそうだ。

信貴スカに入り、「残り9km!」の声。給水ポイントでドリンクを受け取る。あっバカ!!  立ち止まって腰に手を当てて飲んでるわ。しかも律儀に「ありがとう」言うておじさんに紙コップ返してるし。スタンプラリーやないねんで。走りながら飲めよ~! さんざんケーブルTVでツール観て憧れてたやんか~。

が、しかしここまで派手にタイムロスし、かえって度胸がすわっている事に気付く。さっきまでの緊張や焦りは消えていた。よし、もうあとはマイペースで完走しよう。後発のシンヤくん達も励ましの言葉をかけて行ってくれた。

やはり信貴スカはユルかった。廻りの景色を眺める余裕すら出てきた。が、またハプニングが。何人かを追い抜いたうち、一人のおじさんが追い越し際に思いっきり嘔吐したのだ ! うっそ~ !! 寸前でかわしたが、危なかった。わざとではないにしろ、女性に向かって吐くとは。こっちがムカつくわ !! 怒りを鎮めながら走る。

「ラスト1km !」最後はスパートをかけてフィニッシュ。やれやれ、完走である。

ゴールの山上遊園地でチームのみんなと再会し、ようやくほっこり。例のTTスタートの健くんにお礼を言い、救護班に最新型の透明ラップ式絆創膏で手当してもらう。ちょっと嬉しい。

レース終了、小雨の降り出す中、下山。

リザルトが出ていた。17人中12位。タイムは55分もかかってしまった。トップから17分差、平均時速16,2km。何とも不甲斐ない結果に終わった。

同時スタートのPira嬢は堂々5位入賞。立派である。

食券で焼きそばとおでんを食べ、体育館で平群町民主催のふれあいパーティーを見学し、生駒山系を後にした。

市内に戻り、Pira、N氏と西陣でラーメンを食べながら反省点を振り返る。

とにかく第一に練習不足に尽きる。足手まといになるのが嫌で、一度も参加していないチーム練習にも出るべきであった。チームに入った意味がないやん。そして基本中の基本、クリートさばきもロクに出来ひんのではお話にならんわ。他にも問題点は山ほどある。普通なら自信喪失し、もう2度とレースなんて、と思うところだろう。

が、しかし懲りないタチで超能天気、おまけにドMときたらこれほどおそろしもんはない。ガチでトレーニングをし、カラダを絞れば、もっと登れるようになるんちゃうん ? ときたもんだ。我ながらおめでたい女である。

「今日のが登れたら、イブキもいけるで」と言うジョージさんの言葉が浮かんだ。あの憧れの伊吹山ヒルクライムである。Piraと2人、海老ギョーザを頬張りながら(今痩せなあかん言うたとこやん)、またまたがぜん盛り上がる。翌週、京見峠の朝練に付き合ってもらう約束をし、解散。

あり得ん位色々あった私のデビュー戦はこうして幕を閉じた。あぁ面白かった !

次の目標は来春のイブキ(エントリー抽選に当たれば、の話だが)!  この平群ショックの借りは必ず返す。乞うご期待 !!

 

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さぁ、闘おう! 権利のために! ただし、遊ぶため!

Unknown

[by 居留守☆王子]    2010/10/3

寒い冬の日の夜だった。私は2人の友人と街の片隅で何をするわけでもなく、ただ下らない話をしていた。暖かい缶コーヒーと煙草を手に話し込んでいたあの日、私は闘うことの大切さを友人に教えられた。もう何年も前の話だ。その日、友人は私にこう言った。

「勝ち負けは、それほど重要じゃあない。」

9月20日。私は秋リッツ(C3L)に参戦していた。前のほうからスタートしたにもかかわらずズルズルと順位を下げ、菱形になった集団のケツのほうを走る。今回の私の目標は「けいはんな」よりも上位に入ること、つまり19位より上に入ることだ。リッツ初参戦の私は集団に必死について行きながらコーナーリングの感触を確かめながら走っていた。ラスト2周。そろそろ動かなければいけない。しかしあまり動けずに最終周をむかえる。脚はまだ回る。バックストレート?で、グッと踏んで前を走っていたプリ氏に近づく。なんとなく、そう悪くない位置にいるような気がした。このまま綺麗に最終コーナーを曲がれば「けいはんな」より上位に行くかもしれない。そう思いながら最終コーナーに突っ込んでいった。  完璧だった。下手糞なりに上手く曲がれたような気がした。最後のストレート。「ここで決まるぞ!」そう思うと気合が入った。コーナーの立ち上がり右前方で落車が発生した。瞬時にアウトに流れていく落車だと思った。だが、私の右にいた選手が私の前に倒れてきた。気がついた時には私は倒れていた。「後ろから自転車が来る!」はっとして私は立ち上がった。しかし自転車は我々を避けて走り抜けて行った。ホッとして周りを見渡す。骨をやったのか起き上がれない人がいる。自転車を押して走っている人を見て、自分もゴールしなければと思い足元にある自転車を起こそうとしたが自分の自転車ではなかった。私から少し離れたところに自転車が転がっていた。チェーンが外れていた。簡単に直せると思ったが無理だった。私は諦めて自転車を押して歩いてゴールした。

「勝ち負けは、それほど重要じゃあない。」私は友人の言葉を思い出していた。

 

寒い冬の日の夜だった。私は2人の友人と街の片隅で何をするわけでもなく、ただ下らない話をしていた。そのうち2人の友人がちょっとした言い合いになった。レンタルビデオ店でバイトをしていた友人Aは友人Bにこう言った。

「お前が今までに借りたビデオを調べてやる!お前が今までに借りたエロビデの履歴をだ!」

ファック オフ!私は今までにこれ以上に恐ろしい脅し文句を聞いたことがない。「グァンタナモ収容所だってこんなことはしない!」正直、私はブルった。私は友人Bに、なんか知らんけどはよう謝っといたほうがえぇで!っと、忠告しようと友人Bのほうを見た。だが、友人Bの目は死んではいなかった。誰が見ても勝ち目の無い戦いだったが、彼の目は闘うソレだった。そして彼はこう言い放った。

「お前に調べられる前に自分から言ってやる・・・。俺は家庭教師モノを頻繁に借りている!」

ジーザス!なんてこった!てっきり胸とか脚とかパーツ系でくるかと思いきやストーリー重視できやがった!誰が見ても友人Bの完全勝利だった。太秦映画村に観光に行く外人を捕まえて「そんなトコにはおらんで!サムライやったらここにおるで!」そう教えてあげたいほど彼は格好良かった。彼は私にこう言った。

「勝ち負けは、それほど重要じゃあない。大切なのは負ける事に慣れてしまわないことさ。」

とても寒い冬の夜だった。自分が見ているのは空なのか宇宙なのか分からないほど深い漆黒の空の下で私は彼に訊いた。

 

「教えるほう?」

 

「さぁ、闘おう! 権利のために! ただし、遊ぶため!」

            Beastie Boys―fight for your right

 

 

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そろそろ乗鞍の話でもしようか

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[by ヒロ]

 

 その日The☆whooは鈴鹿組と乗鞍組の二手に分かれてそれぞれのイベントに参戦していた。
鈴鹿組についてはシクロワイアードの鶴見辰吾TTチームの写真を見ればその雰囲気が伝わってくるのでここでは乗鞍組の話をさせて頂こう
 
二年ぶりに抽選に当選したThe☆whooの面々は当惑した。ノリで応募したものの全く心の準備が出来ていなかったからである。
何しろ乗鞍は遠く参加には一泊二日の温泉旅行を伴いそれなりの資金もかかる。宿を押さえたり、車の台数確認にレンタカーの手配等について話し合う必要があり「とりあえず焼肉でも食いながら」「とりあえず飯でも食いながら」と顔を合わせ、当然のように何も話し合わない我々が飲んだくれている間にシンヤ君が全ての手筈を整えてくれていた。
これだけにとどまらず今回抜群のアシストぶりを見せてくれたシンヤ君、もし彼がいなければ我々ダメな大人はもうダメでした、ありがとう。
 
大会前日の夜、夕食後他の参加者が早々に部屋に引き揚げていく中、The☆whooはビールをピッチャーでどんどん追加注文、ほろ酔い気分になってきてちょっと夜風に当たろうと外に出たところで別行動になっていたガミさんが到着、当然のようにそのまま二次会へしこたま飲み食いした後部屋に戻ってもまだ宴は続いた・・・
 
当日はそれほど語るべきことはないのだが、乗鞍は傾斜の伊吹山に比べると緩やかで景色も最高で、登るだけでこれほど気持ちいい峠も珍しい。
しかも京都の峠より全然涼しい!そのせいか久々に調子が良くシッティングもダンシングも結構回せる。
前回参加した時と同じくラスト1kmで下山が始まりスパートが出来なかったり、更にひどい事にゴール前が大混雑して、タイム計測中なのに自転車を降りて押してゴールしたりと訳の分からない状況もあったが、それを差し引いても参加する価値は十分にあったので来年も是非参加してみたいと思う。
苦しむために登る伊吹山と楽しむために登る乗鞍、毎年最低この二つには参加したいものだ。
 

 

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吉野の”熱い”夏、再び

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[by papa]  2010/7/25

7月25日、今日は第7回山岳グランフォンドin吉野の日。

3時にグラムくんと出発し、5時過ぎに吉野観光駐車場に到着。ジョージさんともほどなく出会えた。

受付を済ませて、TIME号の準備にかかる。

今日はめちゃくちゃ暑そうなので、熱中症が心配。ボトル2本をセットし、アームカバーを装着、補給食をリュックに詰める。


ジョージさん、グラムくんは初参加のため強制的にショートコース。私は去年よりちょっと長めのロングイーストコース、180km。10時間以内に帰ってくれば完走だが、ひとりぼっち。


7時になって210kmのスーパーロングコースからスタートしていく。

なぜかLEコースの最前列ど真ん中でスタートしたので、今年も調子にのって先頭ダッシュ。数Kmはずーっとトップだった(笑)

登りで追いつかれてからは集団で先頭交代しながらたかすみの里エイドステーションへ。塩バナナ、柿の葉寿司、ジャムパン、オレンジを口に放り込み、頭から水をかぶって足の郷へ向かう。

ここまでは超順調。SLコースも楽勝でいけんじゃね?


足の郷への登りは約8kmで距離はたいしたことないけど、ずーっと10%以上の激坂。

最初の方は淡々と登っていたのだけど、半分ぐらい?から力が出なくなり、両脚の大腿直筋が痙攣して、ダンシングができなくなってしまった。しかも異様にしんどい。

どうしようもなくなって自転車をいったん降りた。そしたらハムストリングスも痙攣。なんか意識もやばい感じ。地面に座り込んでストレッチしながら10分ぐらい休憩。熱中症かハンガーノックかよくわからんけど、リタイアどころか、マジで死ぬかと思った(汗)

休憩後もダンシングできないまま、シッティングのみでケイデンス30、時速数kmでのそりのそりと登る。数えきれないぐらいの人に抜かれてようやく給水所に到着。ジェルと水分補給したことで体調はかなり回復した。この先はしばらく下りなので、パンクにだけ気をつけてゆっくりとダウンヒル。


次は五番関への登り。斜度は足の郷ほどはないけど距離が16kmもある。気力は戻ったけど脚はずっと痙攣してるので、ここもシッティングでしか登れない。もう何の拷問なんだか・・・。12時半ごろにようやく五番関のチェックポイントに到着。当初、ここを超えると後はゆっくりでもいけると計算していたのだが、脚の痙攣が予想外だった。

 

黒駒エイドステーションのこんにゃくが効いたのか、平地・下りは爆走したのでなんとかぎりぎり制限時間内に帰ってこられた。最後の坂はもう気合だけで登った感じ。

ゴールでジョージさん、グラムくんの顔を見たら泣きそうになった。ひとりで参加していたら途中でやめてたかもしれん。二人に感謝。


帰りの王将で餃子を食べながら「二度とロングイーストは走らない!」と宣言してしまったが、次の日には予想通り「来年はスーパーロングに挑戦しよ」と思う自分がいた。やれやれである。


 最後に・・・

 チューブレスタイヤ万歳!

 コカ・コーラ万歳!

 

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Fight For Your Right

Unknown
[by 居留守☆王子]  2010/7/17 

一階は食品売り場になっていて二階は生活用品と衣服を売っているどこにでもあるようなスーパーの前にある小さなフランス料理屋で、私は彼女と少しばかり贅沢な晩御飯を食べていた。フランス料理屋の窓から見えるスーパーの二階にある紳士服売り場には「ギンザ・ヴァレンティノ」なるものが売っている事を私は知っている。ただのヴァレンティノじゃあない。頭に  GINZA がつくヴァレンティノだ。銀座とヴァレンティノのWネームなのかどうなのか知らないが目の前の「通」ぶって頼んだラム肉のクセの強さに少しばかりウンザリしていた私は、そんなどうでもいいことを考えていた。銀座っちゃってるアノ 「ヴァレンティノ」 が破格の値段で売られている。そんなどうでもいい事を私は考えていた。

「賞状を見せてくれる?」

突然、彼女は訊いてきた。私は「持ってきていない」と、答えた。彼女は微笑みこう言った。「大切に額に入れて部屋の一番目立つところに飾ってあるのね?」私は「額には入れてないしドコに置いたかも忘れた。」そう答えた。彼女は不思議そうに「あら、何故?賞状なんて貰うの初めてじゃないの?」と訊いてきた。確かに初めて貰った賞状だった。拳固(ゲンコ)は貰っても賞状なんて間違っても貰うような人生じゃあなかった。私は彼女の目を見て静かにこう答えた。

「俺が貰ったのは賞状じゃない。アレはC3への招待状だ。招待状を額に入れて飾る奴はいない。」

 

このパンチライン(決め台詞)を思いつくのに3日ぐらいかかった。実際は、ばっちり額に賞状は収まっているが、そんなことは関係無い。私は静かに視線をラム肉へと落とし、彼女が今「さぞかしウットリとした表情になっとるで!」と、想像しながら視線を彼女へと戻した。だが残念なことに彼女の目線は窓の向こうにあった。その視線の先は遥か遠い銀座を見ていたかもしれないし、スーパーの小さな窓からチラチラと見えるヴァレンチノを見つめていたかもしれない。どちらにしろ私の話は聞いてはいなかった。

花吉野のC4。雨が降り落車が続出するひどいレースだったが私は落ち着いていた。これぐらいで動じる私ではなかった。もっとひどい経験を私は過去にしている。あれは確か4年ぐらい前の話だ。私は正月早々に救急車で病院に運ばれた。そこで医師に薬を飲まされたり肩に注射をされた後、病室に連れて行かれベットに横になった瞬間、私の意識はトんだ。そして二日ほど意識が朦朧とし三日目にやっと意識がハッキリとしたときの話だ。ダボついたジーパンにパーカーという姿で病院に運ばれベットの上で24時間点滴をうけている状態だった。意識がハッキリとしている私を見て一安心した母親が私にこう言った。

「とりあえず入院中にいるもん買ってきたで。アンタそんな格好で寝てられへんやろうから新品のパジャマ買ってきたしコレに着替え。」

そう言って母親はビニール袋から暖かそうな茶色のパジャマを取り出した。母親が自慢げにドヤ顔で広げたパジャマの胸元には大きくこう書かれていた。

「GINZA・ヴァレンティノ」

ジーザス。

今すぐに俺を個室に移してくれ!

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兵どもが夢の跡

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[by papa]    2010/5/30 

滑りやすい山道をひたすら登っていったわれわれの目の前に現れたものはーーーーーー!!!

(ズガギャーーーーーーーン!!!)

南北朝時代に建てられたという高取城の跡だったのである!!!

さて5月30日の日曜日、ヒルクライムレース第3弾、「高取城・戦国ヒルクライム」に行ってきました。

3時半起床で4時半出発、6時前に着きそうになったので2回コンビニでトイレに行きました。

今回はローラー持参で、他の人にやる気を見せつけます。30分で汗だくになったのですが、タオルも着替えもなく本番用のアンダーをびしょびしょにしてしまいました。

ゼッケン番号で厳しくスタート順が決まっているので、遅れるわけにはいきません。でも集合5分前に3回目のトイレに行きました。前日に食べたものが良くなかったようです。

10分ほど走ってスタート地点に向かいます。スタート地点にはパトカーが止まっていて、一般道路を封鎖して奈良県警も本気のようです。しかし、スタート地点の寒いこと。あやうく4回目が野○○になるところでした。

12人ずつ1分間隔のスタートです。またまたスタートで無駄に飛び出すという失敗をやらかしました。それでも、法恩寺山の時とは違って、アップのおかげで脚は動いているようです。最初のアップダウンでペースがつかめず何人かに抜かれたものの、後半の急坂になってもタレることなく、最後はスプリントゴール。

結果はカテゴリー22位、総合67位と上位2分の1にわずかにおよばずでした。今の実力はこんなものでしょう。あと1割パワーアップを目指すこととします。

ゴール後は靴を履き替えて、滑りやすい山道を登って高取城跡を目指します。日本3大山城の一つだそうですが、城壁しか残っていません。(文頭に続く)

ここでぼーっと2時間ぐらい時間をつぶしてたら下山となりました。

下山後は”ふれあいパーティ”です。

ゼッケンに付いている引換券で、おにぎり、ごった煮、ソフトクリームがもらえます。

その後表彰式、抽選会があって、1時過ぎぐらいに会場を後にしました。3000円の参加費で十分元を取ったと思えるイベントでした。

今回の教訓:

アンダーとタオルを忘れない。

スタートで無駄に飛び出さない。

ゲリピーに気をつける。

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ため息をつかせて。

[by 居留守☆王子]  2010/5/30

「で、どうするの?」

小さなフランス料理屋でメインディッシュに出てきた「手長海老の香草焼き」に悪戦苦闘している私に彼女は訊いてきた。

「明日のレース。なにか作戦があるんでしょ?」

どこからどうやって食べるのか解らない手長海老の両手をナイフで切り取りとりあえず普通の海老にしてはみたが事態は何も変わらなかった。「あるよ。」海老との闘いを一度中断し彼女の質問に答えた。その昔。まだ私が幼少の頃、私は京都は花園という所に住んでいた。そして私はその花園で幼少の頃まわりからこう呼ばれていた。 「花園の麒麟児」 そんな私が初のロードレース(C4初心者クラス)に無策で挑むことなどありえない。もちろん彼女もそれを知ったうえで訊いてきている。

「聞かせてちょうだい。その作戦を。」

ナイフとフォークをおいて私は明日の作戦を彼女に打ち明けた。 作戦はこうだ。初めてのロードレース。正直にいうと右も左も解らない。どれ程のスピードなのか?いったい何人で走るのか?だが私には1つだけ解っていることがあった。それは走りながら選手は「ラインキープゥー」とか叫ぶということだ。それはコーナーを曲がるときなどに発生するらしい。「花園の諸葛孔明」と呼ばれた私はその情報だけで勝利へのプランが出来てしまった。まず出来るだけ脚を使わないようにしながらも何時でも飛び出せるように前のほうをキープする。そして九鬼ヶ坂を越えダウンヒルが終わった最初のコーナーで他の選手が「ラインキープゥー!」とか「減速ぅー!」とか叫んでいるなか私は静かに下を向きタイミングを見計らって誰よりも大きな声でこう叫ぶ。

「いらっしゃいませ、こんにちはわぁー!」

 

当然ながら周りの選手は「あれ?コンビニきちゃった。」ないし「あれ?ブックオフきちゃった。」となる。

さもあらん。その一瞬の隙をつき私はアタックにでる。そして優勝。

「素敵ね。そのファンタスティックな作戦が成功することを祈るわ。」そう言って彼女は席を立った。

 

美山ロードレース当日。私のレースはパンクで終わった。九鬼ヶ坂に行くこともなく。「花園の神童」の実力を発揮することなく終わったが落ち込んでばかりもいられない。次のレースに向けて練習をしなければいけない。そして新たな作戦を考えなければならない。

Unknown
 

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